子供の身長と成長ホルモン剤

子供の成長ホルモンの分泌に、異常がおこると成長障害がおきます。



日本においては、成長ホルモン剤による治療は、成長ホルモンの分泌に異常をきたしている子どもに適用されることがほとんどです。



成長ホルモンの分泌の異常によって分泌量が減少すると、「成長ホルモン分泌不全性低身長症」という病気になります。



これは、成長ホルモンの分泌が足りなくなると骨を伸ばす為の「ソマトメジンC」を作り出すことが出来なくなるので、身長が伸びなくなってしまうという病気です。



1歳頃から年齢の平均身長よりもかなり身長が低く、2歳〜3歳になる頃には−2SD(2学年下の身長)よりも背が低い状態になります。



成長ホルモンを注射することで不足している成長ホルモンを補っていくという治療をします。



この病気のほとんどは原因がはっきりしない特発性の発症です。



しかし、他の病気が原因でおきる場合もあります。




「器質性成長ホルモン分泌不全症」とは、脳下垂体やその周辺にできた脳腫瘍が原因で、成長ホルモンが分泌されなくなる病気です。



今まで普通に伸びていた身長が、脳腫瘍が原因で突然伸びなくなるという特徴があります。



この場合は、手術を行い脳腫瘍を取り除くことによって治ります。



いずれにしろ、親御さんが注意深く子供の身長を観察することが大切です。