視床下部の働き

それでは、具体的に視床下部の働きについて見ていくことにしましょう。



視床下部は摂食行動や飲水行動、睡眠、性行動、などの本能行動の中枢や、不安や怒りなどの感情を司る中枢です。




また、視床下部は、興奮状態を作り出す交感神経やリラックス状態を作り出す副交感神経機能、さらにホルモンを分泌する器官全般を指す内分泌機能を全体として総合的に調節している間脳の一部分です。



視床下部は、私達が手足を動かしたりする随意の行動とは違い、自分の意思でコントロールすることはできないけれども、人間が生きていくうえで欠かすことのできない体内の働きを司っている脳の一部分だと考えればよいでしょう。




実際に、視床下部がダメージを受けたり、視床下部の働きになんらかの異常が出ると、内臓が正常に働かなくなったり、過食や拒食などの摂食障害を起こしたり、血糖値の調節が行えなくなったりするなど、身体はかなりのダメージを受けます。



また、ダイエットをしている方なら満腹中枢という言葉を聞いたことがあると思います。



人間が適切な食事量を守るようにコントロールしてくれている満腹中枢も視床下部にあります。



さらに、視床下部には、下垂体ホルモンの調節中枢や体温調節の中枢といった働きもあります。



これが脳下垂体のホルモン分泌に深く関係しているのです。