アルギニンと成長ホルモン放出ホルモンと

成長ホルモンの分泌量を増加させるには、視床下部からの成長ホルモン放出ホルモンの働きを促せばよいとご説明しましたが、具体的には何ををすればよいのでしょうか?

最近の研究では、アルギニンと呼ばれる物質に効果が認められたという結果が出ています。



アルギニンとはたんぱく質を分解してできるアミノ酸の一種で、脳下垂体の成長ホルモンの分泌量を増やすためには、このアルギニンを摂取するとよいと言われていま
アルギニンは、吸収されると血流に乗ってまず視床下部に届き、そこで視床下部の働きを活性化させます。



その結果、成長ホルモン放出ホルモンを含むホルモン分泌が促進し、脳下垂体の成長ホルモンの分泌も促進されるという仕組みなのです。



アルギニンによって成長ホルモン放出ホルモンの働きを促進すれば、効率的に成長ホルモンの分泌を増やすことができると期待されています。




実際に、平均身長よりも身長が低い低身長児31人にアルギニンを経口で4グラム与えたところ、成長ホルモンの基礎分泌量が4.2倍に増え、成長ホルモン放出ホルモンによる成長ホルモンの分泌促進がおよそ1.6倍に増えたという結果が出ています。



また、注射での投与によると、成長ホルモンの基礎分泌量が5.2倍、成長ホルモン放出ホルモンによる成長ホルモンの分泌促進がおよそ2.7倍に増えたようです。