成長ホルモンと子供の低身長

いろいろな原因が考えられる子供の低身長ですが、なかには病気が隠れていることもあります。




まず、成長ホルモンの分泌に、なにか異常があると成長障害をおこします。



成長ホルモンの分泌が悪くなり、分泌量が減ると骨を伸ばす為の「ソマトメジンC」を作り出すことが出来なくなります。



すると身長が伸びなくなり「成長ホルモン分泌不全性低身長症」という病気になるのです。



この病気は、1歳頃から身長が年齢の平均身長よりも大きく下回り、2歳〜3歳になる頃には−2SD(2学年下の身長)よりも背が低くなります。



この病気は、ほとんどの場合は原因がはっきりしません。



特発性の発症ですが、他の病気が隠れている場合もあります。




また、脳下垂体やその周辺にできた脳腫瘍が原因で、成長ホルモンが分泌されなくなる「器質性成長ホルモン分泌不全症」という病気もあります。



特徴は、普通に伸びていた身長が、脳腫瘍ができた為に突然伸びなくなるのです。



この病気は、手術で脳腫瘍を取り除くことによって治ります。



このように原因が他の疾患にあるもの以外は、成長ホルモンの投与による治療が行われます。



特に成長期前の子供で他の同級生よりも極端に身長が低いときには、成長ホルモンの分泌不全による低身長症の疑いがあります。



普段から注意深く子供の身長を観察しておいてください。