成長期になぜ背が急激に伸びるのか

人間の背が伸びる仕組みについて、すでに説明しましたが、多くの人が知るように、人はほぼ20歳前後まで、遅くとも25歳頃までしか背が伸びません。



25歳になったら背は伸びなくなるのが普通だと思います。




珍しい例で、30歳を過ぎてから背が高くなった人もいないわけではありませんが、成長期に背が急激に伸びた度合いに比べたら、大した伸びではないでしょう。



いずれにせよ、多少個人差はあるものの、成長期を過ぎると背が伸びなくなるのはどうしてでしょうか?

それは背が伸びるとはすなわち骨が伸びていくことなのですが、なぜ骨が伸びるかというと、骨端線にある軟骨細胞が成長と増殖を繰り返していくことによるものです。



しかし、この軟骨細胞のある骨端線は成長期を過ぎると無くなってしまうのが普通です。




ただし、人によっては、成長期が終わっても骨端線があるという珍しい例もありますが、一般的には骨端線が無いとどれほど成長ホルモンが分泌されようと、骨を生成する栄養分が与えられようと、骨が伸びようがありません。



それで、背も伸びなくなるのです。



成長ホルモンも成長期を過ぎると、分泌量は明らかに少なくなります。



成人したあとで背が伸びるケースはほとんどないと最初に説明したのは、このような背景があるからです。