IGF-1独自の働き

ヒト成長ホルモン(HGH)の働きかけはIGF-1を介して行われます。



ヒト成長ホルモンはIGF-1を分泌させる役割を持っているだけなのです。



しかし、IGF-1にはヒト成長ホルモンにない機能を持っていることが明らかになっています。



IGF-1がインスリン様成長因子-1と呼ばれていることに関係しています。



つまりインスリンと同じような働きがあるのです。



それは血中血糖値を抑える働きで、・型糖尿病患者に効果を発揮します。



それから、怪我や病気で傷ついた末梢神経組織を修復する働きもあります。



IGF-1を使用するときにPDGF(血小板由来成長因子)を組み合わせれば、さらに組織の再生が促進されるのです。



動物実験の結果も明らかになっています。



IGF-1が脊髄の中にあるニューロンの活動を活性化する作用があるのです。



ニューロンは運動能力を管理している細胞ですから、IGF-1によって運動ニューロンの再生ができれば、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など治療不可能な難病の治療に役立つ可能性があるのです。



IGF-1はまだ研究段階です。



存在と働きが注目されていますが、医療やアンチエイジングの効果を発揮するのはこれからの研究にかかっているのです。